こんな方におすすめの記事
- 水中出産とはどんなもの?
- 水中出産のメリットとデメリットが知りたい!
- 医学的には水中出産ってどうなの?
水中出産は日本ではなかなか馴染みのない出産方法で、なかなか体験談などが調べられないですよね💦
私は3番目の子供を水中出産しています✨
今日は実際の水中出産とはどういうものかまとめました☺️
実際に感じたメリットデメリットや医学的見解などをお伝えします😆
この記事を読めば水中出産についてわかります!
水中出産とは
「水中出産」とは、体温程度の温水に自然塩を溶かした羊水と同じ濃度の浴槽やプールの中でお産をする方法です。
フランスの産科医オダン博士らが提唱した方法で、体温程度の温水に入ることで、心身をリラックスさせ陣痛の痛みをやわらげようという意図があります。(参考:All About)
やり方は施設によって様々
水中出産の方法は施設によって違います。
以下のいずれかのパターンが多いようです。
- 出産直前まで水中で過ごし、出産は別の場所。
- 出産まですべて水中。
- 出産直前まで別の場所で過ごし出産は水中。
私が産んだ助産院は3つ目のパターンで、陣痛が来てからしばらくはベッドで過ごし、子宮口全開の少し前に浴槽に移動しました✨
長時間の入浴は体力がなくなってしまうので、この方法を取っていると助産師さんから説明を受けました。
水中出産できない場合
私が産んだ助産院は以下の場合は出産できない条件がありました。
- 骨盤位分娩
- 双胎分娩
- 前置胎盤
- 前回帝王切開
- 前期破水後48時間以上(陣痛発来なし)
- 早期産(36週未満)
- IUGR(子宮内胎児発育遅延)
- 重症妊娠中毒症
- 妊娠42週以降(過期産)
- その他の異常(異常出血・羊水混濁・高熱ほか)
条件を満たせば助産院で出産ができ、オプションで水中出産を選ぶことができました。
水中出産を選択した場合でも、先に破水したり母子の体調によっては水中出産できない場合があることも説明されました。
水中出産ができる基準は施設によって違うので、事前に確認しましょう!
ちなみに私は5人目の時に妊娠糖尿病になってしまい、希望の助産院では出産できず提携の病院で出産しました。
助産院は必ず提携の病院があります。
そちらで出産になる場合もあるので、提携病院について調べておきましょう☺️
水中出産の費用
私が産んだ助産院の場合は水中出産追加費用として40,000円かかりました。
これも施設によって違うので調べておきましょう!
水中出産のメリット・デメリット
実際に私が水中出産をしてみて感じたメリット・デメリットをお伝えします✨
私が感じたメリット
- 陣痛の痛みによる腰痛が楽になった
- お湯の中が心地良く、とてもリラックスできた
- 浮力があるので姿勢が変えやすかった
- 特別な体験として一生の思い出になる
そもそも水中出産をやってみようと思ったきっかけが、1人目・2人目の出産時の陣痛による腰痛💦
これが少しでも軽減されるのならと水中出産を選びました。
実際、お湯の中は腰の痛みが和らぎ、とてもリラックスできました。
水による浮力があるので、姿勢が変えやすかったのもリラックスできた要因の一つです☺️
また、パパと一緒に浴槽に入ることができ、後ろで抱きかかえてもらっていたのも心強かったです✨
産まれた娘は赤ちゃんの頃から顔に水がかかっても平気な子でした。
因果関係は不明ですが「私は水の中で産まれたから水が好きなんだ〜😆」と言っています。
特別な産まれ方をしたことを本人も喜んでいるようです。
私が感じたデメリット
- 陣痛が来ても出産直前まで水中で産めるかわからない
- リラックスしすぎて陣痛が遠のいた
- 感染症などのリスクがある
先に破水したり、母子にリスクがあると判断された場合、陣痛が来ていても水中での出産ができなくなります💦
1人目・2人目も同じ助産院で産んでいますが、産む直前の赤ちゃんの心拍確認が多かったように感じます。
それくらい助産師さんも気をつける出産方法なのだと思いました。
お湯の中はとてもリラックスできる一方で、私の場合はリラックスしすぎて陣痛が弱まってしまいました😅
時間がかかりすぎると体力が無くなり水中出産ができなくなるため、リラックスしすぎに注意です💧
また、水中での出産は感染症などのリスクがあります。
1999年、自宅の24時間風呂を利用した水中出産で生まれた女の子が、感染症にかかって死亡した事例があります。
このケースは出産時に助産師がおらず夫婦だけで分娩していたり、細菌が発生しやすい24時間風呂を使っていたりと出産自体に問題があります。
当たり前のことですが、自宅の湯船などでは出産せず、きちんとした施設で産みましょう!
水中出産の医学的な見解
2016年に米国産科婦人科学会が発表した勧告は以下の通りです。(参考:エムスリー)
- 分娩第一期(陣痛発来~子宮口全開大)は陣痛時間の短縮などの利点がある
- 分娩第二期(子宮口全開大~赤ちゃんの娩出)は安全性、有効性、および母体や新生児に対する利点のいずれも証明されていない
- 水中分娩に関する十分なエビデンスが確立されるまでは、出産は水中ではなく陸上で行うべき
つまり、子宮口全開までを水中で過ごすことにメリットはあるけど、子宮口全開から産むまでは水中ではない場所の方が良いとの見解です。
施設に確認すべきこと
水中出産の基準やルールは国や自治体で決まっているわけではありません。
施設にきちんと確認し、メリットやリスクを理解した上で選択しましょう!
私が感じた施設に確認した方が良いことは以下の7点です。
- 過去にトラブルなどはあったか
- 使用する浴槽やプールの消毒方法
- 水温や水質の管理方法
- 水中出産ができない時の判断基準
- 緊急時の対応
- ご主人や兄弟は立ち会えるのか
- 水中出産の費用
まとめ
・水中出産とは:浴槽やプールの中でお産を行う方法で、施設によってやり方は様々。
・水中出産のメリットデメリット:陣痛の痛み緩和などのメリットがある一方、直前まで可否がわからないデメリットがある
・水中出産の医学的な見解:米国産科婦人科学会は子宮口全開まではメリットがあるとしつつも、出産時は陸上が良いとしている
・施設に確認すべきこと:過去のトラブルなど7点は聞いておいた方が良い
水中出産は陣痛の緩和や特別な体験としてのメリットがあります。
しかし、実際にできるかどうか直前までわからなかったり、感染症の可能性などのデメリットがあるのも事実です。
ご希望の方は出産する施設と十分話をして、ご家族とともにリスクを理解した上で選択しましょう✨
最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️
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